慕情
第21章 小休止…参
「あぁ…そうだな…
だから〖怪しの書〗を知らなければ、
姫利と王華は優秀って事だ…」
宵闇は、そう言ったが…
「でも、首席を取る方が凄いですよッ!!」
姫利は瞳を輝かせていた…
「〖怪しの書〗是非とも拝見したいです」
王華も興味津々…
「じゃあ神楽が無事に開会式に間に合った
見せてもらうと良いよ?怪しの絵図や攻略法
も解りやすく書いてあるから」
泡沫は嬉しそうに言った…
「それより…僕が方向オンチだったとは…
今まで気付かなかったな…」
泡沫は落ち込んでいた…
「泡沫が迷子になったら…これからは
俺が探してやる…それで構わないだろ?」
宵闇は自分の腕輪を外し
泡沫の腕に嵌めてあげた…
宵闇は続けて…