慕情
第21章 小休止…参
「これからは俺に逢いたい時は、
いつでも【妖魔の領域】に来い…
俺も…お前に逢いたくなったら
【神仏の領域】に来るからな…」
宵闇の目じりは、
ほんのり紅く染まっていた…
「うん…宵闇…ありがとう…」
泡沫は宵闇の胸に顔を埋めた…
そのやり取りを見ていた姫利と王華は…
「目のやり場に困りまるね…」
姫利は王華を見詰めた…
「う、うん…そうだな…俺達も…後から…
腕輪を交換しような?」
王華は、またもや汗だくになった…
「あぁん…王くんの汗が止まらなぁい!!」
姫利は
懐から手拭いを取り出し拭いてあげた…
「ちょ、ちょっと…姫…
変な声を出すな…何処を拭いてんの?」
(俺の陽物が…限界だぁ!!)