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慕情

第27章 神楽と四神獣


「まぁ…確かにそうだな…」

 神楽は納得した…

『良かった…納得してくれて…
それから…君に伝えたい事があって…』

 四神獣は言いにくそうに答えた…

「なんだよ?」

神楽は冷静に聞いた…

『……これから…何かが起きるよ…だから…
気を付けて…君の事は必ず護るから…』

 四神獣は神楽に、そう言った…

 しかし、神楽は…

「これから良くない事が起きるような
口振りだな…自分の事は自分で護る…俺を
護る余裕があるなら…俺の大切な人を護れ」

 神楽は四神獣に命じた…

『君なら、そう言うと思った…だけど…
その大切な人が拒絶したら護れないからね』

 四神獣は、
それだけ伝え人の気配を察して…
それと同時に四神獣の気配も消えていった…

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