慕情
第31章 救護班
「お前…衣を自分で脱げ…」
神楽は一言だけそう言うと…
「えぇ~…?神楽先輩…大胆ですね~…
だけど御断りします…」
幽蘭は少し恥じらい、そう答えた…
「疚しい事でもあるのか?」
神楽は
冷静を保ちながら、そう言った…
「疚しい事なんてないですよ…?あたしは…
みんなの前で衣を脱ぐのは厭なだけで…」
幽蘭は神楽を誘いながら、そう言った
「そうか…分かった…」
神楽は、そう言うと…
近くに居た救護班の一人に…
「なぁ…こいつの衣を脱がせて異変があれば
俺に報告しろ…嘘偽りを言ったら…
お前の舌を切り落とすからな…」
神楽は救護班の一人に、そう言って
野営を一旦、出ようとすると…