慕情
第4章 御祝いの品
【御祝いの品】
神楽は何かを思い出して…
「あっ、そうだッ!!
肝心な事を忘れてたぞ…ねぇ、姉上ッ!!
御子は、まだなのか?
初夜は、もう終わったのかな?」
神楽は恥じらいもなく直球で聞いてきた…
すると、貴女様は頬を染めて…
「おいッ!!神楽ッ!!声が大きいぞ?
そんなにすぐには出来ない…こればかりは
神のみぞ知る…だな…それに今は、お互い
管理者を引き継いで多忙でな…」
貴女様は少しばかり疲弊していた…
泡沫も、それに伝染してしまい…
言葉に詰まり…頬を染めていた…
「そんな事だろうと思ったよ…
これを使ってみてよ♪
これで義兄上を魅了すればイチコロだよ♪」
神楽は貴女様に手渡したのは…