
慕情
第7章 道のり…
書(文学)数(算数)は各領域で
六芸大会が開催される前日に済まされ…
礼(道徳教育)は【仙人の領域】に
脚を踏み入れた時点で水晶玉で
御偉いさんに審査をされている…
六芸大会は
五日間かけて行われるので残りの種目である
楽(音楽)射(弓術)御(馬車を操る技術)
移動手段は愛馬を使い保存食や衣類等は
自分の妖魔の力や神仏の力を駆使し…
小さくして図嚢に入れたりする…
愛馬を御披露目するのも審査の内…
楽器は得意分野の楽器を披露し…
弓は愛馬に乗りながら六つの的を射る…
去年の首席は三名だった…
二人は【神仏の領域】である…神楽と泡沫…
あと一人は【妖魔の領域】である…
「えーっと…名前は…誰だっけ…?」
神楽は、こめかみに指を抑え…
その名を忘れていた…
