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慕情

第12章 山岳班


「泡沫先輩~…ッ!!見てるだけじゃなくて
教えてくださいよぉ~!!」

 王華の鼓動は乱れていた…

「王くん…鍛練が足りないよ~?
鼓動を乱しちゃダメだよ?しょうがない…
あのね…怪し薔薇は別名…
妖艶の口付け…触れた者に口付けするまで
追い掛けてくるんだよ?」

 泡沫は、更に続けて…

「でも、安心して…王くんの意中の相手を
大声で叫んで、その者に口付けすれば…
大丈夫だよ…?って…ちょっと待ってッ!?
何で、こっちに来るのッ!?」

 泡沫は更に続けて…

「えっ?怪し薔薇に絡み付いてるのって…
これは、これは…お初に御目にかかります…
みんなー撤退するよぉ!!」

 泡沫達は危険を察知して撤退した…

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