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「宵闇先輩ッ！！
よくぞ聞いてくれました！！
それは…あたしの、お慕いしている御方が
参加しているからですよ？
でも…見失っちゃってー…何とか愛の力で
出逢えないかなぁ？と想って…」

　幽蘭は想い人を探す為に
崖の上に向かう宵闇の姿を見つけたので…

　僅かな望みを胸に秘め
高い所から探す作戦を取ったのだ…

「ハッ！！くだらんな…
処罰されても知らんぞ…恥知らずがッ！！」

　宵闇は、それだけを言うと
衣を翻し踵を返して立ち去ろうとしたら…

　崖の下から…

「みんなー撤退だぁッ！！」

「ちょ、ちょっとぉ～…
神楽せんぱぁい！！置いていかないで～」

「みんなー撤退だよぉ！！」

「泡沫先輩～！！一人だけ逃げるなんて
狡いですよぉ！！」

　神楽、姫利、泡沫、王華の騒がしい声が…