慕情
第18章 四神とは
「宵闇は本当に大馬鹿になったな…
お前は体力は有り余っているかもしれないが
泡沫や後輩三人を見てみろ…
もう、へばってんじゃねぇか…」
神楽は宵闇に言ってのけた…
「このまま引き下がれって言うのか?」
宵闇は納得いかない様子に…
青龍は、またも蠢き始め…
神楽は、わざと、よろめき…
泡沫の身体を軽く、
ぶつけて宵闇の方へ追いやった…
神楽は続けて…
「あっ、泡沫…ッ!!すまん…大丈夫か?
何ッ!?足を挫いた!?それは大変だ!!」
神楽は一人芝居を、し始めた…
「うわわわッ!!
えっ?別に…足を挫いてないよ…?
大丈夫…ぶ、ぶ…?」
神楽は
慌てて泡沫の口許を自分の手で覆った…