慕情
第19章 ご難続き…弐
【ご難続き…弐】
「どう見ても大丈夫じゃないだろう…?
怪し薔薇に追い掛けられ
全速力で走った挙げ句…今の三重奏で神仏の
力を使い果たした…只でさえ、お前の身体は
丈夫じゃないんだ…」
と、言うことで…と神楽は続けて…
「泡沫は宵闇に、お姫様抱っこをして貰え」
神楽は、そう言うと…
強引に泡沫を抱え宵闇に…はい、どうぞ…
と、宵闇に泡沫を抱えさせた…
「うわわわッ!?
ちょ、ちょっと~!!神楽ぁ~…!!」
「えぇッ!?おいッ!!
神楽ッ!?どういうつもりだッ!?」
泡沫と宵闇は状況が飲み込めないでいた…
「お前ら全員…此処から離れろ…
後は俺に任せろよ…」
神楽は平然に、そう言うと…