無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「何をして処罰をされたんですか…？」

　姫利は泡沫に聞いた…

「【仙人の領域】の管理者である
老師様に献上する初物を食べたり…
【神仏の領域】の立ち入り禁止の場所に
入ったり…通行証もないのに
【妖魔の領域】に行ったり…まぁ色々かな」

　泡沫は
色々と思い出しながら、そう言った…

「お前は
【妖魔の領域】で迷子に、なっていたな？」

　宵闇は少しだけ口角を上げ苦笑い…

「えっ？違うよ？
あれは神楽が迷子になっていたんだよ？」

　泡沫は真面目に答えたつもりだが…

「俺と神楽で、お前を探し回っていた…
そんで【仙人の領域】の老師様に、
こっぴどく処罰されたよな？」

　宵闇は愉しそうに笑っていた…