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恋慕

第55章 演練…


紫仙
「ほら、ほら…逃げてばかりいないで…
立ち向かって来いよな…
祝言は自腹で払うつもりか…?」

 その言葉に四人は、ピクリと身体が反応…

 弦は弦楽器で爪に血が滲むまで弾き続け

 朕は扇子と剣で妖艶の舞で魅了…

 祭りはシャンの額に御札を張り
横笛で曲を奏でてシャンを操るが…

 紫仙は、いとも簡単に…ひらりと躱す
そして、武器は使わず…
 四人を蹴り飛ばしてしまった…

 四人の身体は宙を舞い…
地面に叩きつけられてしまった…

紫仙
「お前らは武器を使わずに勝てるな…
それに行動が決まりすぎていて…
手に取るように先読みされやすい…
もっと、相手を観察しろ…隙だらけだ…」

 と、紫仙は四人に叱咤した…

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