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リバース!(R-18)

第3章 リバース!

ルーシーがグランの腕を振りほどいて呼び掛けると、グランは我に返ったように怪訝そうな顔を向けた。

「何だおまえ。ついに進化を遡って原始人になったのか。現代で生きていくならせめて服は着ろ」
グランは露になったルーシーの胸を見て言った。

「なっ、あのねぇ。これはあんたが破ったんでしょ!」

「はあ?なんで俺が」
言いかけてはっとすると、グランは話をそらすように続けた。

「いいから早く部屋を片づけろ、ほんとにトロいな原始人。それに髪もちゃんと乾かせ」

誰のせいでできなかったと…。

「…半分はあたしのせいか」
ルーシーは諦めて片づけに取りかかった。

「あ、言っておくけど」
胸を隠そうともせず、作業を見ていたグランに向き直る。

「服はこれしかないから、キッチリ弁償してもらうからね」
そう言い放つと、ルーシーは再び作業に戻った。

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