
はなことば
第8章 Marigold《年下男子》
翌朝_
凜夏「うぅ……気持ち悪い……」
目覚めて早々
二日酔いに襲われる
重い足取りで
リビングへ向かうと
凜夏「はっ!!!!( ºロº)」
思わず声が出る
ソファで、男が寝ているのだ
凜夏「……だ、誰?!」
心惟「…んー、おはよ、、凜夏さん」
凜夏「えっ?え、なんでいるの?
あっ、え?なんでまだいるの?」
心惟「あっ、え?凜夏さんが居ていいよって」
凜夏「私が?…いつ?」
心惟「昨日、凜夏さんが帰ってくるの待ってたら
これ……」
ある1枚の紙を見せる彼
" せい約書
好きなだけいていいよ。若者くん♡
りんか "
詳しく話を聞いてみると
彼は昨日、鍵を探しに行ったが結局見つからず。
マンションの管理会社に電話してみると
契約者が父親の名前のため、
本人と連絡がとれないと
鍵を貸すことができないとのこと。
そして彼の両親は今、仕事でアメリカにいるらしく
連絡がつかない。
友達の家も泊めてもらず
ホテルに行くつもりだったがお金もわずかで
相談しに私のとこに来たそうだ。
ところがそこに
めちゃくちゃ酔っ払った私が登場
帰ってきてそうそう
玄関にぶっ倒れたため、
私を一旦ソファに運んだ
さすがに今日は改めようと帰ろうとした時
私は急に起き上がり、
「ダメ!!まだ帰るな!!」とせがんだ
「行くとこないならここに居なさい!」
私はそういってあの紙を書いて彼に渡したのだ
凜夏「えっと……えーっと……」
全く記憶にない
でもこの紙の字は
確実に私の字だ
酔っ払って漢字が出てこないあたりも…
目を閉じて
一旦冷静になる
落ち着け…私__
