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はなことば

第8章 Marigold《年下男子》




心惟「これあるから…誓約書。」

凜夏「そうね、、そうだけど…… 」

心惟「お願い凜夏さん!!!
親と全然連絡つかなくて、、
お金ももうそんなないし……
少しの間だけでいいから!!」

凜夏「……ちなみにだけど」

心惟「はい」

凜夏「未成年ではないわよね?」

心惟「違います!!大学生です!!!」

凜夏「だっ、大学生?!」

心惟「大学4年の22歳です。」



22歳?!


え?


12歳差?!?!



ひと回り違うじゃん!



干支1周しちゃうじゃん!!




大丈夫だよね?、、


何もしなければ、、


酔っ払って手を出すとかしなければ、、


心惟「凜夏さん……?」

凜夏「……えっと」

心惟「俺、料理作ります!!!掃除もします!」

凜夏「それは……ありがたいけど」

心惟「凜夏さんが帰ってくる頃、
お風呂沸かして待ってます!」

凜夏「それも……大変魅力的だけど」

心惟「お願い!!お願いします!!!!」




懇願する彼に

とうとう心が折れた



凜夏「親御さんと連絡取れたら
すぐ帰れるんだよね?」

心惟「はい!すぐ帰ります!!」

凜夏「それなら……わかった…」

心惟「やったーー!!!
じゃぁ、俺もこれにサインするね!」


誓約書の紙を取り出し

1番下に


榎崎 心惟


と書き加えた


凜夏「……こ…こ…ゆい? ん?なんて読むの?」

心惟「ろい、えのさき ろい。」

凜夏「令和ネームだね」

心惟「平成生まれです」

凜夏「あっ(^^)」

心惟「よろしくお願いします、凜夏さん」




こうして私たちの
無期限共同生活が始まった




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