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はなことば

第10章 Coreopsis《大学生》

〜唯音side〜



唯音「え……ベッド1つ…」


お風呂から上がると
ベッドに寝ろんでいる彼女_



李杏「当たり前でしょ。ひとり暮らしなんだから。」

唯音「じゃぁ俺は…向こうのソファで。」

李杏「なんで?」

唯音「え?」

李杏「別にいい。ここで。」

唯音「いや、さすがに…まずいです。」

李杏「何がマズイの?
あ、襲いたくなっちゃうから?」

唯音「っ!な、何、言うんですか!」

李杏「ハハッ( °ᗜ°) 焦っちゃって可愛い。」

唯音「ッ!! 」

李杏「襲ったら許さない。一生恨む。
そして呪う!!!」

唯音「呪うって…てか、襲いませんから!!!」

李杏「じゃぁいいじゃない。ここで一緒に寝れば。」

唯音「…分かりました…いいですよ。
俺、絶対……指1本触れませんから!」




ドキドキしてる心臓の音が
彼女に聞こえないように
ベッドギリギリの位置に寝転んだ




李杏「ねぇ、そんな端じゃ落ちるよ?」

唯音「だ、大丈夫です……寝相いいんで。」

李杏「……ふーん。あ、ねぇねぇ?」

唯音「…何です?」

李杏「明日、何しよっか?」

唯音「明日…?」


寝返りをうち
彼女の方を向くと
彼女は既に俺の方を見ていた


唯音「っ…///」


さすが芸能人…
すっぴんでも、めっちゃ可愛い_


芸能人と分かってから
あんまり目を合わせられなくなってたけど
まじかでみる歌田李杏は驚くほどの可愛さだった


李杏「何したい?明日。」

唯音「っ…李杏…さんは?」

李杏「李杏でいいよ。唯音。」

唯音「い、とっ!!」

李杏「何よ。唯音でしょ。」

唯音「芸能人に名前を呼ばれたから……」

李杏「大袈裟だな。……ていうか今は違うし。」

唯音「今は違うかもですけど…」

李杏「ねぇ、明日行きたいとこあるんだけど
一緒に行ってくれない?」

唯音「はい…いいですけど。」



" 李杏「この辺りはね……」"
" 唯音「そうなんですね」"

向かい合って話をしたまま
気がつくと僕らは寝てしまっていた。

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