
はなことば
第10章 Coreopsis《大学生》
〜唯音side〜
李杏「私って…
…色んな男に手出してるように見える?」
唯音「…あ…いや、そういうことではなくて…」
李杏「ファンの人たちからも言われたんだよね。
共演者キラーとか男たらしとかビッチとか。
なんにも知らないのに、見てないのに…
……よくもまぁ言ってくれるよね」
唯音「嫉妬ですよ。ただの嫉妬。」
李杏「え?」
唯音「こんなに可愛くて、歌が上手くて
ダンスも踊れて…キラキラしてるから。
ただただ、羨ましいんですよ。
…好きすぎて嫉妬しちゃうんです。」
李杏「…なんか…ありがとう」
唯音「あっ、いや…その…」
無意識に褒めてたことに気がつき、
何故か僕の方が照れてしまった
李杏「そっか、よかった。」
唯音「はい。」
李杏「唯音も…私のこと可愛いって
思ってくれてたわけだ。」
唯音「はい。……って、え?」
李杏「私って、可愛くてキラキラしてるんでしょ?」
唯音「っ……そ、それは」
言葉を消すように
バサッ
彼女は僕に抱きついた
唯音「っ!……」
李杏「ありがとう……唯音」
唯音「り、李杏……さん」
李杏「あー!また"さん"付けた!」
唯音「さすがに無理ですよ!呼び捨ては。」
李杏「次、さん付けたらしたら罰ゲームね。」
唯音「えー!」
李杏の腕が
僕の肩に乗ったまま
李杏は話し続ける
顔の距離が近い…
僕の心臓の音が
身体全体に振動しないように
必至に抑える
李杏「あ!そうだ!
ジェンガとかUNOとかあるよ。する?」
唯音「いいですよ。勝負しましょう!」
李杏「出かけるまで遊ぼー!」
李杏「私って…
…色んな男に手出してるように見える?」
唯音「…あ…いや、そういうことではなくて…」
李杏「ファンの人たちからも言われたんだよね。
共演者キラーとか男たらしとかビッチとか。
なんにも知らないのに、見てないのに…
……よくもまぁ言ってくれるよね」
唯音「嫉妬ですよ。ただの嫉妬。」
李杏「え?」
唯音「こんなに可愛くて、歌が上手くて
ダンスも踊れて…キラキラしてるから。
ただただ、羨ましいんですよ。
…好きすぎて嫉妬しちゃうんです。」
李杏「…なんか…ありがとう」
唯音「あっ、いや…その…」
無意識に褒めてたことに気がつき、
何故か僕の方が照れてしまった
李杏「そっか、よかった。」
唯音「はい。」
李杏「唯音も…私のこと可愛いって
思ってくれてたわけだ。」
唯音「はい。……って、え?」
李杏「私って、可愛くてキラキラしてるんでしょ?」
唯音「っ……そ、それは」
言葉を消すように
バサッ
彼女は僕に抱きついた
唯音「っ!……」
李杏「ありがとう……唯音」
唯音「り、李杏……さん」
李杏「あー!また"さん"付けた!」
唯音「さすがに無理ですよ!呼び捨ては。」
李杏「次、さん付けたらしたら罰ゲームね。」
唯音「えー!」
李杏の腕が
僕の肩に乗ったまま
李杏は話し続ける
顔の距離が近い…
僕の心臓の音が
身体全体に振動しないように
必至に抑える
李杏「あ!そうだ!
ジェンガとかUNOとかあるよ。する?」
唯音「いいですよ。勝負しましょう!」
李杏「出かけるまで遊ぼー!」
