
はなことば
第11章 Tuberose《男子生徒》
補習授業が終わり
採点や明日の準備をしていると
あっという間に時間が経っていた
急いで彼の元へ
羽琉「長田先生遅くなってすみません!」
長田「全然大丈夫ですよ!
並木先生、少し休んでは?」
羽琉「大丈夫です。長田先生も休んでください。」
長田「あっ、さっき、主任が来て明日の朝、
大野は帰らせるようにと、伝言がありました」
羽琉「そうですか…」
長田「では僕は行きますね。
また何かあれば言ってください。」
羽琉「ありがとうございます」
長田先生が出ていくと
琉雅「……先生?」
羽琉「起きてたの?もう22:30よ。」
琉雅「寝すぎて寝れない」
羽琉「体調は?」
琉雅「うん。だいぶ良くなったと思う。」
そう言った
彼のおでこに手を当てる
羽琉「…うん。だいぶ下がったね。よかった。」
彼は私をじっと見つめる
羽琉「…ん?」
__チュッ
羽琉「ッ!!……」
琉雅「風邪、うつったらごめん(^^)」
羽琉「っ!!ちょっと( °-° )」
琉雅「…明日、帰らなきゃなんでしょ俺。」
羽琉「聞いてたの?…
…まだご家族は帰らないのよね?」
琉雅「うん。でも大丈夫。
だいぶ良くなったし(^^) 寝てれば治るよ。」
羽琉「連絡するから。」
琉雅「でも、羽琉ちゃんに会えないの寂しいなぁ」
羽琉「……///」
琉雅「あっ、ねぇねぇ、、」
羽琉「ん?」
手招きする彼に顔を寄せる
__チュッ
羽琉「またっ…?!」
琉雅「次は頬っぺだからいいでしょ」
羽琉「もう……///」
