はなことば
第4章 Chocolate cosmos《元カレ》
彩人がシャワーを浴び始めた頃_
萩花「って言われても、やっぱり申し訳ないな」
ベッドを背もたれにして
床に座って携帯をいじって彩人を待つことにした
しばらくすると
彩人「あれ?まだ起きてたの?」
萩花「うん。まだ寝れなくて…」
彩人が部屋に戻ってきた
彩人「萩花、そんな床に座ってないで、
ベッド座んなよ。床だと冷えるだろ。」
萩花「あのさ…やっぱり、彩人がベッド使ったら?」
彩人「なんで?
さすがに俺、女の子、床で寝かせられないよ」
萩花「彩人ん家なのに……申し訳ないし」
彩人「それじゃぁ…一緒に寝る?」
萩花「えっ…」
彩人「( ´∀`)ハハハ 冗談だよ!笑」
萩花「……っ、」
彩人「はい。このやりとり終わり。
ほら、ベッド入ってもう寝なさい。」
そう言って萩花に近づき、
ベッドに誘導する
萩花「…ありがとう」
掛け布団を萩花にかけると
少し離れたとこで
床に寝転がり出した
彩人「明日、何時に起こせばいい?」
萩花「明日、休みだから。彩人に合わせる。」
彩人「分かった。じゃぁ適当に起こすわ。」
萩花「彩人……床で本当にいいの?痛くない?」
彩人「萩花…もうしつこいよ」
萩花「うぅ…だって」
彩人「相変わらず、気にしいなんだから。
萩花は優しすぎるんだよ。」
萩花「別に…皆に優しい訳じゃないよ。
私は……優しくしたい人に優しくしてるだけ。」
彩人「じゃぁ俺は…優しくしたい人ってこと?」
萩花「…うん。
優しくしてくれる人には、優しくしたいから。」
彩人「そっか。それは嬉しいな。
でも大丈夫だから。ゆっくり寝て。
おやすみ」
萩花「おやすみ…」