はなことば
第5章 Primrose《クラスメイト》
春斗「……ん?」
琴葉「え…?」
春斗「あ、いや、……好きって言った?」
琴葉「えっ!!!あ、えっと……その」
春斗「俺の事……好きなの?」
琴葉「……うん。好き……かな」
春斗「そうなんだ…」
琴葉「あ!でも気にしないで!
あの……勝手に…片思い?してるだけだから」
春斗「……あのさ」
琴葉「ん?」
春斗「……その……ちょっと言いずらいんだけど」
琴葉「なに?」
春斗「あぁ、でもな……さすがに」
琴葉「何よ、、」
春斗「……嫌だったら、まじで断って。」
琴葉「……うん」
春斗「勉強…手伝ってほしくて」
琴葉「勉強?……私、頭悪いから無理だよ?
数学赤点だよ?」
春斗「ハハッ(´▽`)
まだテスト2回しかやってないよ?」
琴葉「それ以上言わないで(,,- -,, )」
春斗「はいはい。」
琴葉「っで、私は何を手伝えばいいの?」
春斗「うん……本当に言いずらいんだけど」
琴葉「だから何?」
春斗「これ……見せて欲しい」
そういって、春斗は
医学の本にある
あるページを指さした
琴葉「……これって///」
春斗「…女の人の性器」
琴葉「え?……え、私のをってこと?
えっ……なんで?」
春斗「こういうイラストでしか見たことなくて」
琴葉「……私が…見せるってこと?」
春斗「うん……。
あ、いや、本当にこんなことお願いしてるの
やばいやつって思うと思うけど」
琴葉「うん。正直……思ってる」
春斗「だよね。うん……そうだよね。
普通に引くよね……」
琴葉「あっ、でも……勉強でってことだよね。
あのその……変態って訳じゃなくて」
春斗「変態って……( ˊᵕˋ ;)
……もちろん、医者になるための勉強で。」
琴葉「……」
頭が混乱している
その時だった_
ガラッ
先生「何してんだ、もう下校時間だろ」
春斗「あ!すいません!」
琴葉「すいません!すぐ帰ります!!」
春斗「ごめん、この話は忘れて…」
琴葉「あ、え…春斗くん!」
春斗「本当にごめん、忘れて!!
俺……先に帰るね」
春斗くんは
足早に帰っていってしまった。