
はなことば
第6章 Cleome《俳優》
社長室_
|ω・)و゙ コンコン
社長「はい」
汐海「失礼します」
ガチャ
社長「おぉ!汐海。」
汐海「社長、お話って…」
社長「うん。とりあえず座ってくれ。」
応接用の椅子に腰掛けると
社長が口を開いた
社長「これ……なんだけど」
汐海「これって、、」
社長「うん。煌也に映画の主演オファー来た」
汐海「ホントですか!!」
目をキラキラさせ
資料を眺める
汐海「え!!!、、監督…って
あの、有名な伊勢谷 信介監督じゃないですか!」
社長「そうなの(^^)
実は信ちゃん、中学の同級生でさ。」
汐海「の、のぶちゃん……?」
社長「中学の時は別に仲良くなかったんだけど、
大人になってから再会して、こないだ飯行ってさ」
汐海「そうだったんですね」
社長「そしたら、煌也の話されて、
この前、出演したドラマみてくれたみたいで
絶賛してくれてさ」
汐海「そうだったんですね(^^)」
社長「でもひとつ…相談があって」
汐海「…何です?」
社長「恋愛ものなんだよね。
……煌也って、こないだのドラマで
キスシーンあったよね?」
汐海「はい、1回だけ…キスシーンありました」
社長「実は今回さ……濡れ場もあるんだよね」
汐海「えっ……濡れ…場ですか。」
社長「あいつ、中学でうちの事務所入ってきたろ?
まだ1回も熱愛報道出たことないし…。
そういう経験…っていうか…
ちょっと心配でな……。」
汐海「煌也の恋愛事情は私も知らなくて…
マネージャーだからといって
あまり深入りするのは良くないと思いまして…」
社長「そうだよな。汐海は正しいよ。」
汐海「でも…撮影に関わるので……
少し、探りを入れてみます!」
社長「ただ、できるだけ早めに
返事はしたいから頼むね」
社長室をあとにした__
