
はなことば
第6章 Cleome《俳優》
18:00_
雑誌撮影の終了後
汐海は煌也の迎えに行った
汐海「煌也!」
煌也「しおちゃーーん!!」
子犬のように
汐海に駆け寄ってくる煌也に
おもわず頬が緩む
汐海「おつかれさま。帰ろう。」
車に乗り、煌也の家に向かった
煌也「そういえば…社長なんだって?」
汐海「あ、うん。
……その件で、ちょっと話あるんだけど。
明日、時間もらえる?」
煌也「え!今日聞きたい!
うちあがっていきなよ!!」
汐海「いや、でも……」
煌也「裏口から入ってくれば大丈夫だよ!
ね?」
汐海「うん。わかった。車停めて行くね。」
週刊誌を避けて、
汐海は駐車場から繋がる裏口から入っていった
ピンポーン
煌也「しおちゃん、おかえりー!」
汐海「おかえりー!じゃないでしょ( ー́ࡇー̀)」
煌也「何呑む〜?」
汐海「私は大丈夫だから。それに車だし。」
煌也「えーーー、つまんない」
汐海「煌也は好きなの呑めばいいでしょ、
私は、明日も早朝から仕事なの!」
煌也「あっそ、俺だけビール飲んじゃおーっと」
プシュッと缶を開けて
ビールの呑みだした
煌也「それで、社長の話って」
汐海「うん。これなんだけど……」
