
はなことば
第7章 Sea Holly《兄妹》
互いに荒い呼吸を繰り返す
色羽は今にも泣き出しそうな顔をしながらも
トロンとした目で虹輝を見つめる
色羽「虹ッ…輝ッ……あっ…また……イっ…ちゃう」
虹輝「いいよ、イきな…」
そこまで早く動かしている訳ではない
ただピンポイントで当たる場所が
色羽を絶頂へと導く
甘苦しい声をあげて
真っ赤な顔を左右に振り乱す色羽
色羽「アッ……もうっ…だめっ……イく゛ッ……」
身体を大きく痙攣させ
再び顔を手で隠す
虹輝「…色羽……」
色羽「恥ずかしいから見ないで……」
虹輝「……1個お願いがあるんだけど」
色羽「ん?…」
耳元で囁く
" 「今だけ、お兄ちゃんって呼んで」"
そう、私たちは兄妹なのだ。
禁断のこの関係は
より2人を興奮させる__
.
正直ここまでで
虹輝もとっくに限界を越えてる
締めつける色羽の中
痺れるような快感は絶えず
背筋を這い上がって
射精の衝動へと駆り立てる
でももう少し
あと少し
自分に追い打ちをかけた
またゆっくりと腰を沈め、
前のめりになる身体と共に
より深く、より深く沈み込んでいく
色羽「アッ…もうっ…だめ……っ
…気持ち…いい…ンッ……おに…ぃちゃん…ッッ」
虹輝の首に絡みつく色羽の両腕
虹輝の胸板に顔を埋めるように
喘ぎながら強くしがみついている
" お兄ちゃん "と呼びながら
我慢できずにイき続ける色羽
その言葉に腰の動きはもう止められない
熱くなり続けている色羽の中に
断続的に締め上げられて
おもわず下半身がざわつく
