早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第8章 休日デート
もしかして私と付き合う事にしたのも私の好きな気持ちが溢れ過ぎて優しいから突き放せなかったとか……
「…胸触られるの嫌か?」
龍牙君は手を引っ込めた。
「へ?」
「いや…急に表情が暗くなった気がするから」
「ううんっ…龍牙君に触られるの好き…」
そう言うと龍牙君は私の頬をふにっと優しく摘んだ。
「…何か気になる事あるだろ?」
「うぅ…あのね、私が龍牙君の事好き過ぎちゃってるから…龍牙君…付き合ってくれたのかなって…不安になっちゃった…」
「ン?何でそんな事になるんだ?どう見ても俺の方が美羽の事好きだろ」
「私の方がすっごく好きだよっ…龍牙君の事初めて見た時から好きだもん!」
「それ言ったら俺も初めて見た時からめちゃくちゃ可愛いと思ってたよ…何もしてなくても怖がられる俺に他のクラスメートと同じように可愛い笑顔で笑いかけてくれて…何でも楽しそうにしてて、素直で何してもこんな可愛い美羽の事好きにならないわけないだろ」
「…そんな風に思ってくれてたんだぁ」
「っつーか、俺だって好きじゃなきゃ付き合わねぇよ」
穏やかな表情で龍牙君は私の頭を撫でてくれる。