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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第10章 ブーム



私の席に着くと椅子に座らせられて、龍牙君は私の前にしゃがんだ。

「…心配させてごめん。あの人達は七海の知り合いで昨日勉強会してる時に来て勉強会に混ざってただけだから。昨日はさっきみたいな会話なかったから油断した…これからもうあの人達に関わるつもりもないし、七海にも言っとく」

「…うぅ…出しゃばってごめんなさい…」

すると、龍牙君は私の頭をポンと撫でる。

「いや…俺の事守ろうとしてくれたんだろ?ありがとな」

今すぐにでも龍牙君にギューって抱き着きたいけど教室だから出来ないのがもどかしい…

「龍牙ー!姫野ー!ごめんなぁ…追っ払ってきたから」

七海君が教室に戻って来ると、龍牙君は七海君の方へと戻ってしまった。

「美羽ー!大丈夫だった?」

「あぁいう先輩達に近付かない方がいいよ!早乙女君なら自分で対処出来ると思うし」

「っていうか、また七海のセフレでしょ!アイツ女関係どうにかした方がいいよね!」

龍牙君……色んな人に狙われてるような気がして、浮気の心配はしてないけど何か悪い事に巻き込まれないといいな…

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