早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第10章 ブーム
~美羽side~
今回中間試験の結果はボロボロだったけど、昨日の龍牙君との勉強会…
えっちで…龍牙君にいっぱいキスしてもらえて幸せだったなぁ…
「…ちゃん!…お姉ちゃん!学校行くよ!」
「へあっ…ごめんごめん!もう行けるから待ってっ」
昨日の事を思い出しながら朝の支度をしていると、遥斗に怒られてしまった。
「もう!そんなぼーっとしてたら期末テストでも悪い点数になっちゃうよ!」
「期末はちゃんと勉強するもん…」
昨日だって帰ってからちゃんと龍牙君に教えてもらった化学のテスト復習したし…
いつも朝は遥斗と家を出て分かれ道まで一緒に学校に行っている。
家の敷地を出ると遥斗はスっと私より少し前を歩いた。
「あれ?遥斗、手繋ご?」
「えー…うん…」
いつも手繋いでるのに一瞬嫌な顔された…?
前は遥斗から手繋いでくれたのに…
少しショック…
手繋いで歩いてくれてるけど、遥斗はキョロキョロしていて何となく落ち着かない様子。
「どうしたのー?誰か探してる?」
「ううん…違うけど………あ」
曲がり角から小学生の子が出てくると、遥斗は繋いだ手をパッと離してしまった。