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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第10章 ブーム



龍牙君の席の方に行こうとした瞬間に近くの席の女の子とぶつかってしまってその子の持っていたノートを落としてしまう。

「きゃっ」

「わっ…ごめんねっ!」

急いで落としたノートを拾い上げようとすると、ノートが見開いていてそこには男の人の絵が描いてある。

よく見ると裸体の男の人2人がえっちな事をしている絵で、龍牙君と七海君と名前が書かれている。


!?


しかも何故か龍牙君が七海君に襲われている…


「今…七海君×早乙女君推しなんだよね…ねぇ、姫野さんもし早乙女君の裸の写真あったら見せてくれない?お金は言い値で払うから!」

「……絶っ対ダメっ!それに龍牙君は七海君に襲われたりしないもんっ」

ノートを返して私は龍牙君のところに向かった。

龍牙君は席で七海君に隣り合わせで勉強を教えていて、近くの椅子や机に男子が数人集まっている。

「龍牙君」

「ん?あ、美羽」

「おはよっ」

「お、おう?おはよう?」

「朝からいちゃつくの禁止ー!」

七海君はそう言うと龍牙君の肩を組み出した。
七海君は最近龍牙君の事がお気に入りだ。
こんな感じだからあんな絵描かれちゃうんだ…

「七海君…龍牙君にあんまり触らないでよぉ」

「えっ…姫野、俺にヤキモチ妬いてる?なんだよ、可愛いなぁ」

「違うよっ…そうじゃなくて…えっと…」

あんな絵描かれてるなんて言えない…

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