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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第3章 好み




休み時間になってすぐに龍牙君に話し掛ける。


「龍牙君、昨日のパーカー今洗濯してるから明日返すねっ…返すの遅くなっちゃってごめんね」

「別にいつでもいい…」

「姫野ー!こっち」

七海君が教室の扉のところで手招きをしている。

「あ、今行くー」


私は七海君を待たせないように急いで七海君のところへ向かった。


「ごめんねぇ、七海君のクラス委員のお仕事早く終わらせたいよね」

「クラス委員?」

「七海君クラス委員じゃないの?」

「フハッ!姫野可愛いなぁ!まだクラスで委員会なんて決まってないじゃん」

「あっ…そっかぁ…勘違いしちゃって恥ずかしい」

「そうじゃなくて、姫野ってサッカー観戦とか興味ある?」

「サッカー観戦?」

「今度クラブチームの試合があるんだけど応援来てくれない?対戦相手テレビ出てるような選手も出るしさ。一人でアレなら友達も誘っていいから」

七海君はそう言ってチケットを4枚差し出すと、差し出されたチケットに遥斗が好きなサッカー選手の写真がプリントされていた。

「この選手弟が好きな選手だぁ」

「本当?弟と一緒に来なよ、今回対戦相手だから席反対になっちゃうけど良い席だから近くで見れるしさ」

「えぇー!弟すごく喜びそう!そしたら2枚買わせてもらうね、手持ち足りなかったら足りない分明日でも大丈夫かな?」

前の学校で芸能系のお仕事してる子が自分の出る舞台のチケットをクラスの子達に買ってもらってた事があるからそういえ感じかな?

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