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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第5章 お礼


「そちらの可愛いお嬢さんは龍牙の…?」

「クラスメートの姫野」

「こんばんは…弟と二人でお世話になります!」


姫野と遥斗とありすは後ろの座席に座って、俺は助手席に乗り込んだ。


「龍牙、今日は楽しかったんだね」


父さんはにこにこしながらそう言った。

「は?なんで?」

「楽しい顔してるから分かるよ」

「楽しい顔ってなんだよ…別に…いつもと同じだろ」


そういえば今日は一回も誘拐犯とか脅してるとか勘違いされる事無かったな。


いや、流石に女子供三人だから割合的にそう思われなかっただけか。


姫野の家に着いて二人と別れると何となく別れが惜しく感じてしまった。



……俺が姫野の事好きになるなんて図々し過ぎるよな。


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