悪いオンナ…2
第1章 【美大生の僕は魅力溢れる彼女に心奪われて…】
「ねぇ、そろそろ寒いから抱いてくれると有り難いんだけど…」
そんな事…言われても、どうすれば………
いや、とにかく上がってもらって服を脱がせる
一枚剥いで…キス、不器用ながらも身体が火照ってく
慌ててキスするから慌てないで…って諭される
あれからちゃんと、ゴムも用意した
着け方だって練習したのに、
フェラしてくれた後にゴムを出すと取り上げられ、
舌の上に乗せてフェラするみたいに口内で装着するなんて聞いてない!
危うく誤射するところだ
そして、彼女からの騎乗位
初めてでドキドキする
ちんぽを持たれてナカに挿入しただけで、
脳天に突き刺さるほどの快楽が走り抜けた
胸の上に手をついて滑らかに腰を動かす
あぁ……ヤバい、気持ち良い
「ガク……挿入ってるのわかる?」
「んんっ……うん」
「気持ち良い?」
「すっごい気持ち良い…」
そう言うと嬉しそうに笑うんだ
「私も気持ち良いよ」って言いながら僕たちはひとつになる
溶けそうです……全部ヤバい
卒業したばっかなのに容赦ない
ねぇ、多希ちゃん、いや、多希……
本当の事聞かせて欲しいのは僕の方だよ
風の噂で耳にしたんだ
キミと岩崎が付き合ってるって
岩崎が自慢してたよ
しかも付き合ったのはあの飲み会よりも前
僕とセックスした時にはキミはもうアイツの彼女だったの…?
怖くて確認出来ないのは僕の弱さ
それが事実なら?
僕は引き下がれるのか?
モデルもこうして会うのも全部なくなる
それに岩崎だけじゃない
別の男と2人きりの時、キスされてもキミは拒んでなかった
男友達の中でも…そんな事する相手って居るんだ?
違う誰かの手が腰に、肩に、髪に触れてた
どれも偶然、目にした光景なんだけどキミなら仕方のない事…?
キミは始めから、距離感がバグってる存在だったからね