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キセキ

第5章 Vol.5〜手帳の余白

12月
今年最後の週が終わった
次のページに

『君の好きなところ』
とあって、
10個くらい、私のいいところが書いてあった

その最後に
「もしもうまく行ってなかったとしても
 気にしないで
 きっと僕が悪いから」

そうだった
 彼はいつも、謝っていた

なぜか、私の頬に
涙が伝っていた

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