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キセキ

第9章 Vol.9〜世界を守る

やはりトラックの運転手をしているらしい
しかも、他の運転手たちを束ねるような立場で
しっかりと仕事をしているということだった

桂木神父が運送会社にマサキを訪ねていくと
マサキは目を丸くして驚いた

桂木神父は
マサキに、お礼を言った

お陰で孤児院が再建できそうだと

マサキは照れたように笑うだけだったが
運送会社の社長がその背中をどんと押した

「こいつは、孤児院のことを聞いて、
 すぐにあちこちに電話したり、
 行ったりして寄付を募ったんだ
 こいつは働き者で、
 お客さんの結構な無理もよく聞いた
 だから、沢山の人が快く寄付をしてくれたようだ
 もちろん、俺も寄付したよ
 こいつにはとても世話になったからな」

「なあ!おい!!
 お前、話すことがあるんだろう?」

社長に促され
マサキは目を泳がせながら
ポツポツと言ったのだ

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