
愛されてると勘違いだったので、推し活をやめようと思います
第1章 私のヒーロー
爆レッドは真っ赤な戦隊ヒーローの全身スーツを着ている。素顔は見えないけど、それでも私は何度も助けてくれる爆レッドに恋をしてしまった。
『君が無事でよかった』
あの時、爆レッドはそう言って私に手を差し伸べた。
私はその手を取り、爆レッドと見つめ合った。
(だから両思いかと思ったのに……。まさかずっと勘違いしてたなんて……!)
「そういうわけだから、これから祐子ちゃんが危ない目にあっても助けられないかもしれないって、爆レッドが言ってるの」
「……っ……」
そうだった。
もしヒーローが特定の女性を選んだ場合は、その女性の専属ヒーローとなる。
そしてヒーローの素顔はその恋人しか見れない。
これが、この世界のルールだった。
この世界にはモンスターが存在する。
それはいつどこからやってくるかわからない。
だから政府はモンスターに対抗できる、強靭な身体になるヒーロースーツを作った。
彼らはそのヒーロースーツを着て、素顔を見せずに活動している。なぜならモンスターは人間社会の中に紛れこんでいるからだ。
でも恋人だけは特別。
恋人になら素顔を見せれるし、専属ヒーローとして守ることができる。
『君が無事でよかった』
あの時、爆レッドはそう言って私に手を差し伸べた。
私はその手を取り、爆レッドと見つめ合った。
(だから両思いかと思ったのに……。まさかずっと勘違いしてたなんて……!)
「そういうわけだから、これから祐子ちゃんが危ない目にあっても助けられないかもしれないって、爆レッドが言ってるの」
「……っ……」
そうだった。
もしヒーローが特定の女性を選んだ場合は、その女性の専属ヒーローとなる。
そしてヒーローの素顔はその恋人しか見れない。
これが、この世界のルールだった。
この世界にはモンスターが存在する。
それはいつどこからやってくるかわからない。
だから政府はモンスターに対抗できる、強靭な身体になるヒーロースーツを作った。
彼らはそのヒーロースーツを着て、素顔を見せずに活動している。なぜならモンスターは人間社会の中に紛れこんでいるからだ。
でも恋人だけは特別。
恋人になら素顔を見せれるし、専属ヒーローとして守ることができる。
