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夢からサメても【4ページ短編】第10弾

第1章 シャーク×ダンジョン


なんて快楽だ
背筋までぞくぞくしてくる

「ソフィー、いつもより凄いよッ?」

俺が背中ごしに声をかけると、振り向いたソフィーは長年連れ添った年老いたソフィーではなく若々しい少女のようなあの冒険者のときの頃のソフィーの姿だった!


「ちょ、ちょっとジェフリー!目を覚まして!」

「ソフィー???」


夢ではない
現実だ
ソフィーが若返っている!?

俺はソフィーの尻を掴んでいた自分の両手を見比べてみた
年老いたシワシワのゴツい指だったはずが、細く筋肉質な指に変わっていて張りがあった

自分も若返った!?

だが立ちバックで後ろからソフィーを犯し続けているのは現実だ

俺はたまらずそのまま精を放ってしまった……


「…はァはァ、どうなってるんだッ!?
 俺はお前と宿屋の厨房に居たはずなのに…」

「や、宿屋ぁ?アンタ何の夢見てたのよッ!?
 あいつのスキルにやられてたのよッ!
 あいつのスキル〈記憶改ざん〉のせいよ!」

「記憶改ざん?? ジョブ変更じゃなく??」

「当たり前じゃないッ!そんな神さまみたいなこと魔獣が出来るわけないじゃんッ!!
 あーあ、こんなにナカに出しちゃってッ!
 ひょっとして溜まってた?
 責任とってよねッ!」

そうか、俺は魔獣のスキルで架空の世界観を見させられていたのか!?

「なるほどな、そういうことかッ!
 あぁ、責任とってもいいぜ?
 お前との暮らしはまんざらでもなかったからなッ!むしろ楽しい時間だったぜ?
 それには……、まずはアイツを倒してからだッ!」


傷だらけのソフィーも立ち上がった

「アンタからもらった回復ポーションのおかげで私の体力も戻ったわ、ふたりでトドメを刺しましょう!」

「ああ、終わったら続きをスルぜ?
 冒険者のお前とシタ記憶はまだ無ぇからな!」

「じゃあ早いとこ片付けちゃってッ!
 私も1回じゃ足らないのッ!」


ふたりはニヤリと笑って海へ飛び込んでいった






おしまい


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