
Lの禁忌 〜taboo〜
第3章 【執着、する愛】
「今度は絶対私がリードする」って豪語するかおる
可愛くて仕方ないよ
照れながら言いにくそうにしてる
どうしたの?って聞いたらモジモジしながら
「犬耳に尻尾も着けさせていい?」って言ってきたの
頭の中が“???”
まりワンコにしたい、だって?本気!?
絶対に可愛いですってそんなわけないでしょ
もうそんなコスプレしても可愛い歳じゃないんだよ
でもさ、ウルウルした瞳で
「私もまりさんに襲いかかってみたい」
って言われたらさ、断るの無理じゃない??
お強請りの仕方が段々とプロ並みになってきている
えっと、もしかして、◯◯だワンとか言わせる?
絶対誰にも見せられない姿だと思う
かおるにだけ?見せちゃうの?私が?この歳で?
「今夜はペットプレイだよ」って言われたら
「待てないワン…」なんて答えちゃう……
「まだだよ…ハウスだからね…」
あぁ、もう始まっちゃうのね
夜遅くにかおるの家に行き、逢瀬を重ねた
真後ろのベッドには赤い首輪とリードが用意してる…
手にした首輪とリードで何するの?
そう思いながらもどうされるかなんて想像がつく
首に嵌められていくこの瞬間、
リードを繋ぐこの瞬間にゾクゾクしていく…
「まり…まだだよ…」
リードを片手に持ったままベッドに腰かけるかおる
パジャマのズボンを脱いでいくともうだめだった…
ワンコになった私は襲いかかってしまう
パンツを下げていく途中なのに
股に顔を突っ込んでしまうのだ……
叱られると思ったが何も言わないのは許してくれた?
クンクン、クンクンって鼻を鳴らして
濡れて蒸れたクロッチに鼻を擦りつける…
鼻で捏ね繰り回されながらも無言で
パンツを脱ぎ終える…
私の頬を両手で挟んで顔を上げさせてきた
