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Lの禁忌 〜taboo〜

第1章 【ココロ、堕ちる】






押し倒されても、食らいつく
全部……全部塗り替えられても良い
今、この時間を奪わないで
誰にも邪魔されたくない
好き……好き………伝われ



「ま、まりさん…っ」


「ん…?なに?」


「キス……本当は、慣れてる?」


「え…?どういう事?」


「前の時より……大胆だから」



まさかそんな事を指摘されるなんて
思ってもみなかったから耳まで真っ赤になってしまった



「いや、嬉しいんです!何か、殻を破ってくれたのかなって……私とのキス、嫌じゃないんだなって伝わってきたから凄く嬉しいんです」



かおるの発言はいつも、度肝を抜いてくる
一瞬、不安にさせて
それを一瞬で上回る悦びに浸らせてくれる
こんなの、堕ちない人居るの?



「かおるは、嫌なの?大胆なキス…」


「まさか、大歓迎、です」


「本当に…?じゃあ、続きするけど…」


「はい、続き、して欲しいです」



あれ?立場逆転…??
まぁ、良いか
いつの間にか、かおるが下になってて
私が覆い被さってて……
え?え?こんなの知らない
私、女の子とシた事ない
どうすれば良いのか、
どうしてあげたら悦ぶのかなんて
全然わかんないけど、
かおるの表情を見ながら身体に触れていく



自分がされて嬉しい事、気持ち良い事を
順番にかおるにしていくの
こういうの、嫌じゃないよね?って……



「ハァハァ…まりさん…っ」



呼ばれたらキスして、指を絡めて
身体にもキスを降らせていく
ひとつひとつの反応がこんなに愛おしい
私も恥ずかしがってたけど
私が攻める分には存分に顔を見てしまう



ピンク色に頬を染めて
熱帯びた視線で私を捕らえる
脱がせていく服が足元に落ちる
ブラのまま頂を口に含んだ
かおるの表情筋がピクッと動いたから
目を逸らさぬままブラをズラして
直接舌先を這わせた





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