
Lの禁忌 〜taboo〜
第8章 【奉仕的な、盲愛】
かおるは遠慮してうなじ下に着けてきた
髪を下ろしてるから気付かれることはない
指を絡めてかおるの手の甲にキスを落とした
「まりのだって言ってくれてるみたいで嬉しい」と
笑うかおるが大好きです
何度も離れてはくっついて深い深いキスに溺れてく
「おやすみ、かおる……今日も抱き合って寝よ?」
「うん、おやすみなさい、まり……」
腕を伸ばしたら悦んで腕枕されにきた…好き……
かおるの抱き心地が良い
大好きな匂いだからかな?安心するの
あ、かおるが帰って来た〜てホッとしてる
禁欲入ったばっかだけど、
もう禁欲後のことばっか考えてるよ
かおるをあーしてこーして…って変態脳に
なっちゃってるの
きっと、かおるも同じだよね?
私の悶える顔、はやく視たいでしょ?
唾液、すぐ欲しがるもんね
あげないの拗ねちゃうの
拗ねてないよって強がるかおるも好き
どうしたらご機嫌直るかなぁ〜て考えるのも
楽しいんだよ
今日はね、かおると同じキッチンに立ってるつもりで
クッキングしたよ
ちょっと前にしたキッチンプレイも
まだシてないことたくさんあるし、
色んなのシたいよねぇ~
グツグツ煮込みながらお尻からクンニしたいよ
立てないくらいイかせて火止めて、
予熱で調理してる間にペニバンでガン突きしたい、
アヘ顔にさせてまりの膝の上でご飯食べるの……
どう?シたくなった?
うふふ、いつかシようね
かおるのこと想いながら禁欲生活過ごすの楽しいよ
早く抱き合うだけで良いから触れたい
そう思ってたんだけど、
その日の夕方から子供の体調が思わしくなくて
看病する為にそっちには行けなかった
時々こういう事がある
仕方のない事だし、勿論、第一優先だ
かおるもわかってくれている
ただ、現実に戻ると俯瞰的に視えちゃうだけ
ずっと一人の女でありたいと思いつつも
母親の顔に戻らざるを得ない時もある
そして、人妻だと言う事を叩きつけられるのだ
それでも……かおるに会いたいと願うのは罪ですか?
