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Lの禁忌 〜taboo〜

第2章 【百合、咲き乱れる】






「はぁん……んっんっ…逝く、逝く…っ」



かおるにしがみついて絶頂してしまった
ちゃんと顔見て言えたよ…?良い子して…?
私の愛液がべっとりついた中指を
目の前で舐めしゃぶられた
そのままその指をもらって私も舐めるの
そしたらまた深いキスをもらえたよ
額をくっつけたまま
「このまま、まりさんを連れ去りたい」って



そんな事を言うかおるにはこうだ、と頬を包み込む



「ちゃんと待ってるから、お仕事終わらせておいで」


「うっ………ハイ」



「送ります」と言ってくれたけど
早く戻りなさいと突っぱねた
サボってるのバレたら大変だもん
ギリギリまでキスされて
こっちこそ離れるの大変だったんだから
もう1回きりだよ?
次はないからね?と念押し



もう、こんな可愛い彼女、どうしましょうかね?



完全に手放せなくなってる
誰かに見られたら……と思う反面
見られても興奮してしまいそうな自分に
呆れてるよ
恋は盲目……には、ならないでいようって
言い聞かせているつもり
私の方が大人だから
セーブしなきゃって……
溺れたら終わりだって……



だからね、心を鬼にして言うんだよ?



かおる、もしもこの先、他に良い人が見つかって
その人と恋愛してみようかなって思えたら
私の事は気にせず、そっちに行って良いからね
格好つけて言うんじゃないの
今は、燃え上がっていてそんな必要はないって
思うかも知れない
でも、この先ずっと…というわけにもいかないでしょ?



私は結婚してるし、子供も居る
かおるは?
いつかは結婚したいって思う日が来ると思うよ
もしその時は、ちゃんと身を引く覚悟で
居なければならない
この子の未来を奪う権利なんて何処にもないんだから



今は本当にそんな人居ないし、まりさんが居れば…
って言ってくれてありがとう
そういうの全部ひっくるめて
理解して始まった関係だけども、
私は誰よりもかおるの幸せを願ってる
それだけは忘れないで



そんな日が来るかも知れないし、
来ないかも知れない
未来は誰にもわからない
だからこそ、今日を精一杯愛してあげたいの



かおる、愛してるよ———












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