無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

山頂に着くと、見渡す限りの青空と山並みが広がっていた。汗ばんだ体を撫でる風が心地よくて、みんなの顔に自然と笑みが浮かぶ。
「ここでお昼にしましょう」と先生の声がかかり、スタッフからひとりひとつずつお弁当が配られた。容器は捨てられるタイプで、手軽に食べられるよう工夫されている。

ふたを開けると、ふんわり卵がのったオムライスが姿を現した。鮮やかなケチャップの赤が映え、ふわとろの卵の香りが一気に食欲を刺激する。別の小さな容器には、きゅうり・トマト・人参の彩り豊かなサラダ。もうひとつの容器には、カットされたりんごとマスカットがぎゅっと詰められていた🍏🍇

「おぉ〜！登った後のオムライス、最高だな〜😋」
「サラダがシャキシャキしててうまい！」
「デザートのマスカット、甘い〜✨」
あちこちから感想が飛び交い、笑い声が混ざる。私はあいかやこころと並んで食べながら、「山頂で食べるだけで何倍も美味しく感じるよね😋」と話すと、ふたりも「ほんとそれ！」と声を合わせて笑った。

食べ終えたあとも、みんな思い思いに景色を眺めたり写真を撮ったりして、しばらくゆったりと過ごす。