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その時、ふうじゅが私のところに近づいてきた。
「……なぁ、少し話そう」
真剣な瞳に見つめられて、私は胸が少し高鳴る。
「うん、いいよ☺️」

並んでベンチに腰を下ろすと、目の前に広がる青空と心地よい風に包まれた。
「天気も良くて最高だね」私が微笑むと、ふうじゅもうなずいた。
「確かにな。空気もうまいし、気持ちいい」

少し間を置いてから、彼は言葉を続けた。
「昨日、全然話せなかったから……まりかと話したくて声かけたんだ」

その一言に胸が温かくなり、私は素直に笑みを浮かべる。
「……私も、話したいって思ってたよ😊」

沈黙が心地よく流れたあと、私は勇気を出して聞いた。
「ねぇ、ふうじゅくんって……どんな子がタイプなの？🤔」
なんで自分に好意を持ってくれたのか、その理由を知りたかったから。

ふうじゅは迷うことなく、まっすぐに答えた。
「……まりかが、俺のタイプだよ」

一瞬、頭が真っ白になった。予想していなかった答えに、心臓が跳ね、耳まで熱くなる。
「……っ！😳💗」思わず視線を逸らす私の横で、ふうじゅは穏やかな笑みを浮かべていた。

ちょうどその頃、おじいちゃん講師が声を張る👴🏻
「そろそろ下山しますよ！」
全員が名残惜しそうに立ち上がり、また列を作り始めた。