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国家特別プロジェクト

第26章 歩いた分だけ美味しい夜ごはん

食堂に入ると、カウンターには出来立ての料理がずらりと並んでいた。
湯気を立てるデミグラスソースのハンバーグは、つややかなソースがとろりと広がり、肉汁の香ばしい匂いが漂っている。ナイフを入れたらじゅわっと旨味があふれ出しそうで、見ているだけでお腹が鳴った。

その隣には天ぷら定食。揚げたての衣がサクサクと音を立てそうで、箸を入れれば中から野菜の甘みがじゅわっと広がるのが想像できる。揚げ油の香りと、しその爽やかな香りが食欲をさらに刺激していた。

そしてデザートは、涼やかなガラスの器に盛られたフルーツポンチ。

いただきまーす😋」と声を合わせて、みんな一斉に食べ始める。
「ハンバーグ、とろける〜!」「天ぷら、サクサクだよ!」
あちこちから感想が飛び交い、笑い声が混ざり合った。

食べ進めるうちに話題は自然とハイキングへ移る。
「私、写真めっちゃ撮ったからデータ届くの楽しみにしててね😉」まつりが胸を張る。
「やった〜😆」「早く見たい👀」
わいわいと盛り上がる声に包まれて、食堂は一段とにぎやかになっていった。みんなの笑顔と食器の音が重なり合い、今日一日の疲れさえどこか心地よく感じられた🗣️

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