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国家特別プロジェクト

第26章 歩いた分だけ美味しい夜ごはん

部屋に戻ると、ちょうど今日のハイキング写真がスマホに届いていた。通知を開くと、次々と映し出される写真に思わず笑みがこぼれる。どれもみんな楽しそうで、景色も表情も生き生きと切り取られていた。

「わっ、この写真めっちゃ良い😆」
画面を覗き込みながら声を上げると、そこには私とこころ、あいかの3人が並んで笑っている一枚があった。自然体の笑顔が写っていて、見ているだけで胸が温かくなる。

「ねぇ、この写真、今日のインスタにどうかな?」とこころが言う。
「いいね!あいかに確認とろっか」
私たちはあいかの部屋へ向かい、写真を見せると、あいかは「全然いいよ〜☺️」と笑って頷いてくれた。

こうして今日の投稿はスリーショットに決定。
「こうやってインスタに思い出を残せるの、嬉しいよね」
こころがしみじみと言うと、私も「うん☺️」と頷いた。

その後、ベッドに入るとハイキングの疲れが一気に押し寄せてきた。5分もしないうちに、こころも私もぐっすりと眠りに落ちていく。
――明日も良い日になりますように。そんな願いを胸に、私は静かに目を閉じた🌙✨

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