国家特別プロジェクト
第30章 母乳体験の幕開け
隣のペアに目をやると、こころとたいようが向かい合って座っていた。
たいようは顔を真っ赤にして視線を泳がせ、なかなか口をつけられずにいる。
「……はやく飲んでよ」
こころが頬を赤くしながら小声で急かす。
「こっちの方がよっぽど恥ずかしいんだからーー!」
「あ、ご、ごめん😅」
たいようは苦笑して姿勢を整えると、ようやく唇を近づけ、恐る恐る口をつけた。
最初はおそるおそる、ちゅ……と控えめに吸っていたが、温かさと甘さが舌に広がった瞬間、彼の瞳が驚きに揺れる。
「……これ、すごく……🍼」
そこからは堰を切ったように、たいようの動きが熱を帯びていった。
ちゅう、ちゅぱ……んむ……と繰り返す音が際立ち、まるで赤ちゃんのように夢中で吸い続ける。
「ゆっくりでいいのに……誰も取らないんだから😳」
こころが苦笑交じりに言っても、たいようは顔を埋めるようにしてちゅぱちゅぱをやめない。
その姿に、こころはとうとう観念したように頭を撫でてしまった。
「ほんと……子どもみたいで、憎めないんだから」
髪を指先で優しく撫でながら、(可愛いなぁ……😌)と心の中で呟く。
けれどたいようは、そんな彼女の気持ちも知らないまま、ただ無邪気に飲み続けていた。
たいようは顔を真っ赤にして視線を泳がせ、なかなか口をつけられずにいる。
「……はやく飲んでよ」
こころが頬を赤くしながら小声で急かす。
「こっちの方がよっぽど恥ずかしいんだからーー!」
「あ、ご、ごめん😅」
たいようは苦笑して姿勢を整えると、ようやく唇を近づけ、恐る恐る口をつけた。
最初はおそるおそる、ちゅ……と控えめに吸っていたが、温かさと甘さが舌に広がった瞬間、彼の瞳が驚きに揺れる。
「……これ、すごく……🍼」
そこからは堰を切ったように、たいようの動きが熱を帯びていった。
ちゅう、ちゅぱ……んむ……と繰り返す音が際立ち、まるで赤ちゃんのように夢中で吸い続ける。
「ゆっくりでいいのに……誰も取らないんだから😳」
こころが苦笑交じりに言っても、たいようは顔を埋めるようにしてちゅぱちゅぱをやめない。
その姿に、こころはとうとう観念したように頭を撫でてしまった。
「ほんと……子どもみたいで、憎めないんだから」
髪を指先で優しく撫でながら、(可愛いなぁ……😌)と心の中で呟く。
けれどたいようは、そんな彼女の気持ちも知らないまま、ただ無邪気に飲み続けていた。
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