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夕食の時間になると、食堂のカウンターには湯気を立てるラーメンが並んでいた。
赤みがかったスープにごまの香りがふわっと広がる坦々麺と、黄金色の透き通ったスープに細麺が泳ぐ醤油ラーメン。どちらも見るからに食欲をそそる。
デザートには、きらきらとした赤紫色のベリーシャーベットが小さな器に盛られ、冷気をまとって並んでいた🍓🍇

「どっちにしよう〜！」と声があちこちで上がり、私は醤油ラーメンを、こころは坦々麺を手に取った。
湯気の立つ器を持ってテーブルにつき、みんなで手を合わせる。
「いただきまーす！」

ズズッ、と麺をすすると、醤油の深い旨味がじんわりと舌に広がり、体の奥まで温まっていく。
「スープが染みる〜😋」
「坦々麺、ピリ辛で最高！ゴマの香りがたまらない〜」
「シャーベット、あとで食べるの楽しみだなぁ🍧」
テーブルのあちこちで感想が飛び交い、笑顔が弾ける。

食事を楽しんでいるうちに、話題は自然と今日のプログラムへ移っていった。
「ねぇ聞いてよ〜」こころが箸を止めて笑う。
「たいようくん、最初ぜんっぜん飲んでくれなくてさ！私の方がよっぽど恥ずかしかったんだから😤」
「えー！？」と周囲が笑い声を上げる。

こころは続ける。
「母乳なんて子ども産まないと出ないって思ってたから、ほんとびっくりしたよ。お薬ってすごいんだね〜💊」

「確かに……」と頷いたあと、私はふと口を開いた。
「でもさ、男性たちも母乳なんて飲む機会なかっただろうし……絶対、めっちゃ緊張したよね💭」

すると、あいかがくすっと笑って言った。
「私はなんか、少しお母さんになった気分だったなぁ。変な体験だったけど、ちょっと不思議で温かい感じ🤰🏻」

「わかる〜！」と声が重なり、テーブルの上に再び笑いが広がる。

食堂には、ラーメンの湯気と笑い声が混ざり合い、夜ならではの温かな空気が広がっていた🌙