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一瞬、安心の空気が流れる。
しかし次の言葉でざわつきが起こった。

「……さて。本日の講座は“ストレッチをしながら性を学ぶ”ことをテーマにしています。
実は男性のウェアには、最初から特別な仕掛けが施されているのです」

そう言ってスクリーンに図解が映し出される。
黒いスポーツウェアの前面を拡大した図。ぴたりと体に沿うデザインの股間部分に、小さな縦のスリットがひとつ。ほんのわずかな隙間から竿だけを外に出せる仕組みで、他の部分は布地がしっかり覆ったままになっている。
無駄のない作りだからこそ、その存在感が逆に強調されるように見えた。

「……っ」
会場に一瞬の静寂が走る。女性たちは思わず顔を赤らめ、視線を逸らす。
「え……本当に出すの……？」
「みたいだね……😳」
まりかとこころも小声でささやき合った。

講師は淡々と続けた。
「女性の皆さんには、男性の竿を実際に出していただきます。そして男性の皆さんには、そのままの状態で講座を受けてもらいます。もちろん恥ずかしいかもしれませんが……安心してください。これは学びの一環です。堂々と臨んでくださいね😌」

再びざわめきが起こり、くすくすと笑う声と、真剣に頷く声が混じり合う。
「……なるほど」
「まぁ、研修だからな」
男性たちは恥ずかしそうにしながらも、理解を示す。
「やるしかないな😉」「まあ、大丈夫だろ」

その姿勢に、女性たちの表情も少し和らいだ。
「うん、一緒に頑張る🙂‍↕️」「頑張ってサポートするね」

あちこちから小さな声が飛び交い、体育館に温かな空気が広がっていった。