国家特別プロジェクト
第10章 おはようと朝ごはん
食事を終えて一息ついた頃、館内スピーカーからアナウンスが流れた📢
――「今日の午前は座学です。オリエンテーションを受けたホールに9時に集合してください。座席はオリエンテーションの時と同じで大丈夫です」
「座学かぁ。なんか久しぶりに授業受けるみたいだね🏫」
そう笑いながら部屋に戻ると、こころと私はスポーツウェアに着替え始めた。運動の時だけ着るものかと思っていたが、どうやらこれが“普段着”らしい。伸縮性のある生地は軽くて動きやすく、パステルオレンジの色味が可愛らしい🧡
「ねぇ、今日あげる写真撮ろ〜!」
「いいね!せっかくだから可愛く撮ろう📸」
窓から差し込む朝の光の中、2人並んでツーショット。私の淡い髪色と、こころの黒髪が対照的で、並ぶと自然と引き立て合う。肩を寄せ合いながら微笑むと、「映えるね〜😚」と同時に声が漏れて笑ってしまった。
次はピンショット。
窓のそばに立ったこころは、肩までの黒髪を風に揺らしながら、ほんのり微笑んでカメラを見つめる。その横顔は落ち着いた大人っぽさを漂わせ、光が髪に透けてきらめいた。
一方の私は、同じ窓辺で髪をふわっと風になびかせながら、満面の笑みを浮かべる。ミルクティーベージュのタッセルボブが柔らかく揺れ、笑顔と一緒に明るさを弾けさせていた。
「うわぁ……まりかちゃん、太陽みたい☀️」
「何それ〜!こころちゃんだって大人っぽくて綺麗なのに✨」
互いを褒め合い、照れ笑いを交わす2人のやりとりに、自然とまた笑みがこぼれた。
撮った写真を見返しては「これ採用!」「いや、こっちもありかも!」と盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていく。
「よし、今日の投稿はこれで決まり!投稿するね📸」
「ありがとう!コメント増えるといいなぁ〜💭」
荷物を整えていると集合の時刻が迫ってきた。
「そろそろ行こっか」
「うん!」
2人で部屋を出ると、ちょうど廊下でまつりと出くわした。
元気いっぱいの声が響いた。
「おはよ〜😁一緒に行こ!」
振り向くと、髪をひとつ結びにしたまつりが満面の笑みを浮かべていた。
3人並んで歩きながら、楽しげな声が廊下に弾んでいく。
朝の光に包まれて、ホールへ向かう足取りは自然と軽くなっていた。
――「今日の午前は座学です。オリエンテーションを受けたホールに9時に集合してください。座席はオリエンテーションの時と同じで大丈夫です」
「座学かぁ。なんか久しぶりに授業受けるみたいだね🏫」
そう笑いながら部屋に戻ると、こころと私はスポーツウェアに着替え始めた。運動の時だけ着るものかと思っていたが、どうやらこれが“普段着”らしい。伸縮性のある生地は軽くて動きやすく、パステルオレンジの色味が可愛らしい🧡
「ねぇ、今日あげる写真撮ろ〜!」
「いいね!せっかくだから可愛く撮ろう📸」
窓から差し込む朝の光の中、2人並んでツーショット。私の淡い髪色と、こころの黒髪が対照的で、並ぶと自然と引き立て合う。肩を寄せ合いながら微笑むと、「映えるね〜😚」と同時に声が漏れて笑ってしまった。
次はピンショット。
窓のそばに立ったこころは、肩までの黒髪を風に揺らしながら、ほんのり微笑んでカメラを見つめる。その横顔は落ち着いた大人っぽさを漂わせ、光が髪に透けてきらめいた。
一方の私は、同じ窓辺で髪をふわっと風になびかせながら、満面の笑みを浮かべる。ミルクティーベージュのタッセルボブが柔らかく揺れ、笑顔と一緒に明るさを弾けさせていた。
「うわぁ……まりかちゃん、太陽みたい☀️」
「何それ〜!こころちゃんだって大人っぽくて綺麗なのに✨」
互いを褒め合い、照れ笑いを交わす2人のやりとりに、自然とまた笑みがこぼれた。
撮った写真を見返しては「これ採用!」「いや、こっちもありかも!」と盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていく。
「よし、今日の投稿はこれで決まり!投稿するね📸」
「ありがとう!コメント増えるといいなぁ〜💭」
荷物を整えていると集合の時刻が迫ってきた。
「そろそろ行こっか」
「うん!」
2人で部屋を出ると、ちょうど廊下でまつりと出くわした。
元気いっぱいの声が響いた。
「おはよ〜😁一緒に行こ!」
振り向くと、髪をひとつ結びにしたまつりが満面の笑みを浮かべていた。
3人並んで歩きながら、楽しげな声が廊下に弾んでいく。
朝の光に包まれて、ホールへ向かう足取りは自然と軽くなっていた。
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