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国家特別プロジェクト

第12章 お腹いっぱい、学びもいっぱい

部屋に戻ると、こころがスマホを取り出しながら言った。
「ねぇ、朝あげたインスタ、見てみよっか📱」
「そうだね!コメント増えてるかな〜?」と私もわくわくしながら隣に寄り添う。

画面を開くと、今朝の投稿には再び“いいね”が100件ほど、そしてコメントが15件以上ついていた。

《スポーツウェアもパジャマと同じパステルオレンジなんだね😳可愛いよ〜🧡》
《2人とも髪の毛ツヤツヤで綺麗✨》
《仲の良さが伝わる🤝🏻》
《明日の投稿も楽しみにしてるね🙃》
《朝から癒された〜今日も仕事頑張れそうです😤》

思わず2人で顔を見合わせ、同時に声を上げた。
「わぁ〜“スポーツウェアもパジャマと同じ色で可愛い”って!ちゃんと気づいてもらえてる〜🧡」
「“髪の毛ツヤツヤで綺麗”って書いてあるよ、まりかちゃん✨」
「本当だ!でも2人ともって書いてあるからこころちゃんもだよ☺️」
「“仲の良さが伝わる”ってコメントもあるね。ふふ、ほんとだよね😉」

コメントを一つひとつ読みながら、2人の表情はどんどんほころんでいった。
「“明日の投稿も楽しみにしてる”って!なんか、待ってくれてる人がいるって嬉しいね🥹」
「“朝から癒された”っていうのもすごくない?インスタで誰かの気持ちを明るくできるなんて✨」

「……よし!これからもっと頑張って投稿しよっか!」
「うん!1日1投稿の約束、ちゃんと続けよう✊🏻」

お互いに頷き合い、スマホを持つ手が少し弾む。インスタはただの記録じゃなく、2人のつながりを広げてくれる大切な場所になりつつあった👭🏻

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