テキストサイズ

国家特別プロジェクト

第15章 彩り豊かな朝ごはん

6時55分、館内に柔らかなアナウンスが流れた📢
――「参加者の皆さん、7時から朝食となりますので、食堂へ移動してください」

食堂に向かうと、カウンターには湯気と香りに包まれた朝ごはんが並んでいた。
まず目に入ったのは、こんがり焼き色のついたホットドッグ。ふわっとしたパンにジューシーなソーセージが挟まれ、ケチャップとマスタードの艶が食欲を誘う。
隣には彩り鮮やかな野菜のミックスピクルス。大根の白、きゅうりの緑、パプリカの赤と黄が並び、酸味の香りが爽やかに広がる。
温かいコンソメスープからは優しい香りが立ちのぼり、透明感のあるスープの中で人参や玉ねぎがきらきら輝いていた。
さらに、濃い赤のトマトジュースと、デザートには熟した甘みが香るバナナ。どれも見た瞬間から朝の元気をくれるようだった。

席に並んで腰を下ろす、こころがふっと笑って言った。
「なんか、今日はいつもより目覚めよかった〜😳」
「だよね!私も!絶対昨日の整体のおかげだよ✨」

みんなで手を合わせる。
「いただきます🙏」

「うわぁ、ホットドッグのパンふわふわだね!」
かじった瞬間、ソーセージの肉汁がじゅわっと広がり、思わず声が漏れる。
「ピクルスも美味しい〜。さっぱりしてて口の中リセットされる感じ☺️」
こころはスープを一口飲んで「はぁ……優しい味……」と幸せそうに目を細めた。
「朝からこんなに栄養バランスのいいごはん、ありがたいよね🥹」

トマトジュースで口をすっきりさせながら、最後にバナナを頬張る。自然な甘みが口いっぱいに広がり、思わず笑みがこぼれた。
「今日も1日、頑張れそうだね!」
「うん!整体で体も軽いし、美味しい朝ごはんでパワー満タン✊🏻」

食堂に弾む声が重なり、朝の爽やかな空気が一層明るく広がっていった🌤️

ストーリーメニュー

TOPTOPへ