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国家特別プロジェクト

第16章 草原のメリーゴーランド

「ちょ、ちょっと待って……🥹」言葉とは裏腹に、彼の手がアソコに触れると体が小さく震えた。冷たいローションが指先で広がり、やさしく馴染ませていく。羞恥で顔が熱くなる一方で、その丁寧さに思わず息が漏れた。
「んっ……///」

「……やっぱ感じるんだな」ふうじゅくんの声が低く囁く。
「あっ……」
「気持ちいいの?かわいいじゃん、その顔😉」

真っ直ぐに見つめられて、胸の奥が一気に熱を帯びた。

――ふうじゅくんって、ずっと“穏やかで優しい人”だと思ってたのに。
今の彼は、少し意地悪で、でもその奥にちゃんと優しさがあって……。
知らなかった一面に触れた瞬間、胸の奥がきゅっと甘く震えた。

やがて全員が準備を終え、女の子たちは次々と遊具にまたがっていく。馬やうさぎに座った姿は遊園地のメリーゴーランドのように可愛らしいはずなのに、固定具が足をしっかり留め、座面の下からは低い振動音が響き始める。

「っ……あ……んん……!😖💗」
小さな声があちこちで漏れ、草原の空気が甘く震える。

私の体にも、奥からじわじわと熱が広がっていく。目を閉じた瞬間――耳元でふうじゅくんの声が落ちた。
「なぁ、隠さなくていいよ。素直な顔、もっと見せて?」

視線が絡んだ瞬間、頬が真っ赤になり、体の震えを止められなかった。

草原の中でくるくると回るメリーゴーランドのような光景。風に髪が揺れ、青空が広がる中、吐息と震える声だけがどんどん大きくなっていった――。

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