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国家特別プロジェクト

第16章 草原のメリーゴーランド

講師の声が冷静に響く。
「男性の方は裏にあるテントにて、女性へ与える“栄養ドリンク”を調合してください」

草原の奥、布で囲まれた簡易テントの中。
そこには粉ミルクとお湯、そして透明なガラスのボウルが並べられていた。
だが、それだけでは完成しない。必要なのは――たった今まで昂ぶっていた彼ら自身のもの。

スポーツウェアを下ろす音が一斉に広がる。
すでに硬くそそり立った竿からは、透明な雫が先端に滲んでいた。
熱を帯びた手で扱うたびに、ぬちゃ、くちゅ、と粘る音がテントの中に重なり合う。
女の子たちの震える声を耳にした直後の男たちは、限界まで張り詰めており、すぐに荒い息を漏らしていた。

「っ……く……!」
震える声とともに、どろりとした白濁が次々とボウルに落ちていく。
粉ミルクの白に重なるように混じり、お湯を注ぐとゆっくりと溶け合った。
甘い匂いの奥に、熱く生々しい香りが入り込んでいく。

ふうじゅくんは最後まで竿を強く握り込み、根元から先端までしごき上げていく。
「……はぁ、出る……」
その言葉とともに、最後の一滴まで絞り切り、白い液を確かに落としきった。
まだ脈打つ先端を指で軽く弾き、残った滴を逃さず哺乳瓶に移す。
「……よし、完璧︎︎👍🏻︎︎」
彼の声にはどこか満足げな響きがあった。

やがて全員が終えると、哺乳瓶には“特別なドリンク”が満たされていた。
粉ミルクとお湯の優しい甘さに、さっき出したばかりの熱が確かに溶け込んでいる。

ふうじゅくんの腕が私の背中を支え、私はすっと抱き起こされた。
「ほら、口開けて」
耳元で囁かれ、差し出された哺乳瓶の乳首が唇に触れる。
ちゅぷ、と自然に吸い込んだ瞬間、ほんのり甘い味と同時に、奥に生々しい熱の余韻が広がった🍼

――これが、ふうじゅくんが作った“特別なドリンク”。
粉ミルクの優しい甘みと、彼の体から絞り出された熱が、舌の上でひとつに混ざっている。

「そうそう、ゆっくり……😊」
ふうじゅくんの低い声に導かれるように、夢中でちゅぱちゅぱと哺乳瓶を吸い続ける。
腕の中で抱かれながら、見上げると――彼は目を細めて笑っていた。
「……やば。こんなに可愛い顔で飲まれたら、俺もうどうにかなりそう」
その表情に、胸の奥がぎゅっと甘く締め付けられる。

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